「絵コンテ」って何?  その2

絵コンテの使命は関係者のイメージの共有ですが、
当社の絵コンテには、もう一つ目的があります。

それは、「競合プレゼンテーションに勝つ」ということです。

クライアント企業は、莫大な費用を掛けるわけですから、どこに頼むか、
数社の広告代理店に競合させるわけです。

「競合プレゼンテーション」

各広告代理店さんの担当者さんは必死です。
なんせ、勝つか負けるかで、
10億円以上の売上が獲得できるかどうかなのですから。
負け続けると、「明日から地方の○○支社に転勤だから!」となるのです。
左遷です。ですので、 必死です。
ということで、当社アクアの使命は絵コンテ制作の依頼を受けて、

発注をしてくれた代理店さんを競合で勝たせるためでもあるのです。

勝利するために、どうするか?

まず第一に、当社は代理店さんが提案の肝にしている、
広告展開のコンセプトに沿って描くことが基本です。
例)商品の特性が今までは、10代の若年層中心だったので、
M1・F1層(20~30代半ばまでの男女という意味です)にも
認知度を広げることを狙う。

こんな時には、当社は、中心となる人物を、20代後半の女性と
見分けがつくように描いたりします。
とまあ、こんな具合です。

第二にクライアント企業の事業展開の方向性や、
社長の指向を考慮して絵を描くのです。
例えば、××会社のコーポレートカラーは、ブルーだから、
コスチュームもブルーをベースで描いてあげる。

また、今回起用(契約)した女優さんは社長がお気に入りだから、
より美人で明るい表情に描いてあげる、という具合です。
下世話に聞こえるかもしれませんが、競合プレという中で、
気に入ってもらうことを考えれば、クライアント会社の社長の心情を
察知するということは、広告代理店さんにとって、自然な流れです。
(打ち合わせで、今回のクライアントの社長はどんな人ですか?と聞いたりします。
いろいろ話が聞けて、むしろ違った意味で面白かったりします)

「絵コンテという仕事の喜び」

第三にこれが最大のポイントですが、CMプランナーさんが企画段階で想像していた以上の表現をしてあげる、

ということです。

例えば、笑う、泣く、嬉しい、カッコイイ、感動する etc・・・・。
タレントさんに似せながらも笑った表情を満面の笑みに描いてあげる、とかです。
いかに登場人物の心の機微を、絵を見た瞬間に上手に表現するかです。
オーバーに表現しないと伝わらないことも多いです。

だって、実際のCMは映像なのに絵コンテはそれを表現した起承転結の絵ですから。
映像だったら、真面目な表情からの含み笑いでも、心の動きがむしろ伝わるけど、
絵だと違いが微妙で見た瞬間には分かりにくいでしょ。

このように、企画をしたお客さん自身が想像していた以上のものを納品すると、
その時の反応が「オオ~~!!」という感動(その場にいる数人のお客さんが一斉に声を上げたりするのです)や、「スバラシイ!」「イイネエ」とかの賞讃になります。そんなシチュエーションの瞬間を、想像してみてください!
その時は、心の中で嬉しくてたまりません。

まず、この時が絵コンテの仕事をやっていて「よかったぁ!」と思える瞬間です。
そして後日、競合に勝ったよ。「ありがとう!」
と言われた時が、「ヨシッ!結果を出せてよかった~」と思える第2の瞬間です。
さらに、数か月してテレビでそのCMが流れた時が第3のウレシイ瞬間です。

つまり、CMそのものを表現するという感動そのものを伝える仕事で、まず感動し、
納品時のお客さんの反応で嬉しくなり、勝利という結果をもたらせて、喜ばれる。
最後に、CMがオンエアになったものを目にして、さらに感動する。

アクアは感動を大切にする会社です!

今回もお読みいただいて、ありがとうございます。

次回は、「絵を描いて食べていける喜び!」 です。

つづく・・・。

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