こんにちは。
さて、みなさん「絵コンテ」って何だか知ってますか?
絵コンテとは何かを説明しますと、広告(この場合テレビCM)を制作する側(広告代理店)が
依頼主(広告を出すメーカーなど)にそのイメージやアイディアを伝えるために「起承転結」をつけて
分かりやすくビジュアル化(多くはイラスト化)したものです。
みなさんは、普段CMは、「なんとなく見てる」と思いますが、あのCM一本制作するだけでも、莫大な費用(3000万~5000万、時には一億円近く)と人(最終的に100人以上の人)がかかわっています。
さらにCMは創っただけではテレビに流れません。
雑誌の広告ページと同じように、テレビ局の番組の間のCMの枠を“買う”のです。
これがまた高い!
テレビでみなさんが15秒間一回目にしただけで、100万円以上かかります
(首都圏のみに一回流すだけで)。
それを一日に何回も流すわけですから、一ヶ月では膨大な金額になります
(少なくて数億円~十数億円程度)。
すごくお金がかかるものです・・・。
依頼主の会社さんも、莫大な広告費を出すわけですから、効果の大きい広告、商品が売れるCM、
イメージが大きくアップするCMを創りたいわけです。
(そう思うのも当然ですよね。高いお金出しているのだから)
そんな訳で、依頼主の社長さんに実際に創る前に、こんな感じですよ、あんな感じですよ、
と「絵コンテ」を使って説明(プレゼンテーション)するわけです。
実際のプレゼンは、提案書が100ページ以上もあり、広告展開のコンセプトから、市場分析や
提案する広告展開が、いかにターゲット顧客に直接メッセージとして届くか、ということが、
膨大な資料とともに説明されています。
その提案書の最後に付いているのが、ビジュアル表現の核になる「絵コンテ」です。
このように、テレビにCMを創って流すだけでも、ヒト・モノ・カネがすべて膨大にかかりますので、
CMの企画段階から広告主の企業さんも、広告代理店さんも、制作プロダクションさんも、当社も、
関係者はみんな必死です。
ところで「絵コンテ」って、なにもTVのCM用だけではなく、テレビ番組、映画、ゲーム等
コンテンツと呼ばれる作品には必ずと言っていいほど、実は創られます。
その多くは、作品のイメージを共有するために創られます。
例えば、企画会議で言葉だけで「ここで爆発します!」と言っても、爆竹程度なのか、
核爆弾クラスなのか、認識がバラバラになります。
そこで絵コンテがあれば「ああ、こんな感じか」と参加者全員に共通認識ができるわけです。
そんな中で、当社はテレビCM用絵コンテの制作では、
シェア・売上共に広告業界No.1の会社です。
大変な仕事だけど、広告代理店さんを助け、
世の中の人の為になる、重要で意義深い仕事です。
ちなみに、テレビのCMは、広い意味で言うと「この商品を買うと
あなたもこんな風に幸せになれますよ」ということを伝えています。
そういった意味では、当社の仕事そのものが引いた目で見れば、
サブタイトルの「夢」と「感動」につながっているのです。
“みなさん今回も読んでいただいて、ありがとうございました”
次回は「絵コンテって何? ~その2~」です。
つづく・・・・。