「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

アクアには競合らしい競合は、あまりいません。

前を行く企業がないので、
マネをしてみる(ベンチマークと言います)、
ということができないのです。

ですが、
アクアの置かれている、この状態
(絵コンテというニッチな市場で、トップ企業という意味です)
の見方を変えると、
最近は「ブルーオーシャン戦略」と言います。

競合の無い世界です。

反対は「レッドオーシャン」
血の海です。

ここ3~4年の間に出てきた、最新の経済理論です。

最近では、このブルーオーシャンという言葉は、
アクアのためにできたのではないか、
と思えるほど、私は気にいっています。

そういう意味では、
アクアは他社と大きな差別化が出来ており、
ものすごい強みを持っている、ということが言えるのです。

多くの企業が、
オンリー1やナンバー1になりたい、
と願いながら、
レッドオーシャンの中で、日々闘っている、
そんな状況なのではないでしょうか。

ですが、そんなにイイことばかりでは、ありません。

私自身も会社を
「こういう方向にもっていきたいんだ」、
「こういう時代が来る」、
と思い大きく舵を切ったとしても、
時代を捉えていない可能性だって
無いとは言い切れないからです。

ですから、我々より先に行っている大手企業がいない、
マネる企業がいないからこそ、悩んだりします。

だって、人の真似だけしてれば、
やっていけるなんて、今どきラクじゃないですか!

そんな時にいつも気をつけているのが、
表題の「愚者は~」となるわけです。

ちなみに、この言葉の意味は、こうです。

愚者は自分で失敗して、
初めて失敗の原因に気付き、
その後同じ失敗を繰り返さないようになるが、
賢者は過去の他人の失敗から学び、
同じ失敗をしないようにする。
(ドイツの初代宰相ビスマルクの言葉です)

私は、この言葉の意味が
前向きに成長することを目指すリーダーや会社の、
大切な姿勢だと信じています。

50人の社員を引き連れて、
新しいことに取り組む時に
「経験してみないと分からない」では済まないのです。

私は、この言葉を肝に銘じています。

逆に経験にばかり頼る人は、
見る幅が狭く、
偏った処理をしてしまう可能性が高いわけです。

これでは、的確で本質的な解決策とは言い難い。

「経験していないからできない」という人がいますが、
それは言い訳であって、
新しいことへの挑戦を拒否していることに、
気が付かなければならないのです。

今回もお読みいただいてありがとうございました。

つづく・・・。

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