先日、テレビをはじめ各方面で話題になっていた、
映画『闇の子供たち』を、ビデオで見ました。
あまりの衝撃的な内容に、
夜中一人で見ていたのですが、
次の日の朝まで寝られませんでした。
今でも、ふっと映画のシーンを思い出して
考えさせられるくらいです。
その映画の企画の内容に賛同して、
江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩一らが出演し、
桑田佳祐が主題歌を提供しています。
その内容とは、
タイをはじめ、洋の東西(特にアジア各国)で
問題視されている「臓器売買、児童買春」です。
貧困のため、わが子を人身売買せざるを得ない親。
売られた先は売春宿で
牢屋の片隅に監禁される子供たち
(男の子も女の子も)。
エイズに感染した子はゴミ袋に入れられ、
生きたままゴミ捨て場に捨てられます。
元気な子は臓器密売のため、
初めてきれいな服を着せられ、
病院へ連れて行かれます。
臓器を提供するのは“生きた子供”なのです。
想像してください!
あなたのかわいい子供が重い病気にかかり、
臓器を移植しないとならない。
日本では15歳以下の子供の臓器移植は
法律で禁じられている。
アメリカでは、何年も待たされる。
その間に、自分の子供は亡くなってしまう。
タイだったらすぐに移植を受けられるが、
臓器を提供するのが
事故で脳死状態の子供ではなく“生きた子供”で、
その子を殺して病気の自分の子供を助けると知ったら、
あなたは、どうしますか?
このあまりにもひどい現実は、
以前から知られていたことです
(ユニセフは長年この問題に取り組んでいます)。
私も15年程前「タイ 最低辺」という本を読み、
その関連で学校に行けないタイの子供のために、
「里親制度」を行っている団体(今で言うNGO)があり、
月3000円で3年間、里親になりました。
その後、私が里親になったタイの子から、
「学校に行けるようになりました。ありがとう」
という内容の手紙を直接もらい、
涙があふれるほど嬉しかったことを、思い出しました。
がしかし、
その裏ではこの世の地獄よりすさまじい現実があることを、
今、知りました。
いろいろ内容を書きたいのですが、
あまりに衝撃的すぎて、
これ以上ブログには書けません。
全編、目を背けたくなるシーンばかりですが、
見ることによって、少なくとも知ることができます。
そこで、何かを感じることができる映画です。
この映画の事は、
ブログに書かずにいられませんでしたが、
皆さん是非ご覧になってください。
お子さんがいらっしゃる方は、
お子さんがいない時(寝ているときとか)
に見ることをお勧めします。
お読みいただいてありがとうございました。
つづく・・・。