先日、「日本一営業力がある男」と称される方のセミナーを
聴きましたが（営業コンサルタントをされています）、
デキル男（特に営業）の見分け方で、
興味深いことを言っていました。

それは、
デキル男は「ツメが綺麗だ」（手入れがされている）
というものです。

その会場に何百人も人がいましたが、
皆一斉に自分のツメを確認する姿が、
滑稽で面白かったです。

かくいう私も自分で確認しましたが！

当たっていると思いました。

講師の方が言いたかったのは、
身だしなみがきちっとしている人、
周りの人の事も考えられる人、
という意味で言ったのでしょうが、面白かったです。

ツメどころか、新卒社員で言うと、
一昔前の身だしなみから始まるいわゆる一般常識や、
躾に近いことが通用しないのも現代です。

挨拶をしないのも当たり前。

私のブログを読まれている皆さんは
「あたり前じゃないだろ！」と思うでしょうが、
今の世の中は違うのです。

そのことで、
いちいちカチンカチンきてもいられない時代なのです。

私こそ、カチーンときてましたが。

今は考えを改めています。

これは「そうするのが当たり前だ」という年上の人間、
知っている、経験している側の論理です。

今の時代は、
少子化や社会成熟度も高まり、
昔とは違うのです。

その事のとらえ方として言われているのが、
今の新卒は、
「非常識ではなく無常識だ」というものです。

これは、文字通り常識が無い、
つまり知らない、分からないからだ、と。

教えてあげれば、今の新卒は皆できる、というのです。

その発想の転換が必要だと。

ツメの事でもそうですが、
デキル男の前に、
社会人としてツメは清潔に切っておけ、
と指導してあげることが重要なのです。

「こっちは、親じゃないんだよ」と思うでしょうが、
これは、当人の為であり、
同じ会社で働く者同士であれば、
自分のためでもあります。

出来て当然だと思うから、
ハラも立つわけで、

1からすべて教えてあげなければならないレベルだ、
と思えば、ハラも立たなくなるわけです。

むしろ、だからどうするか？という考えになるでしょ？
（前向きな考えで、ですよ！）

今の時代、
新卒教育の件で言われているのは、
入社前研修の重要性です。

学生脳からビジネス脳への転換が重要なのだ、
そのための研修の重要性を説いています。

さらに、時代は変わっていき、
今や、新卒はＲ社のインターネットサイトで
集めて選別する時代すら終わり、

大学生を「自立型人材として、育成して社会に送り出す」

という視点に立って、
育成する時代なのです。

これは、明らかなムーブメントです。

？？？？

皆さん、新卒採用の前に、学生さんを育成って？
と思ったでしょう？

なぜ、そうせざるを得ないのか、
と言うと、世の中の趨勢として、
新卒が年々子供っぽくなっている、
と言えば分かりやすいでしょうか。

この事は、大学の先生も同じことを言っています。

これは、どうしようもない現実です。
だから、どう対応するのか、しかないのです。

周りの新卒社員に、
しつけや一般常識から、指導してあげましょう。

しつけから指導するということは、
業務の手前ですから、教える立場としては、
「成長しているな」という実感も味わえますよ。

お読みいただいてありがとうございました。

つづく・・・。