最近の大手レンタルビデオ店の陳列を見ていると、
日本のテレビドラマ、海外のドラマに限らず、
ドラマがすごく多いですね。
国内ドラマ、韓流ドラマ、ハリウッド系ドラマ。
私は、アメリカのテレビドラマは良く見ます。
ハリウッド映画より、ハリウッドが創るドラマの方が、
ここ数年は完成度が高いです。
アメリカのテレビドラマはものすごく金をかけています
(ヒト、モノ、カネ全て)。
「24」「ヒーローズ」「プリズンブレイク」
「LOST」「スーパーナチュラル」・・・
金のかけ方はハンパじゃないです。
というか、
最近はどうもハリウッドの映画の方がツマラナイ。
ヒット確実の大作の続きモノや、
昔の焼き直し映画等ある程度興行が見込めるものは、
ちゃんと創っていますが、
それ以外は、やっつけ感すら漂っています。
B級映画ではないのに、
B級のような粗さが目立ちます。
アメリカも急激に景気が悪くなり、
週末旅行は控えめにして、
自宅で過ごしていると言いますが、
その事も影響しているのでしょう。
日本のテレビドラマもなかなか健闘していますが、
ここ数年のアメリカのドラマの完成度の高さと比べたら、
やはり見劣りします。
しかしながら、
ヒットしているアメリカのドラマの傾向を見ていると、
とても現実離れしたものが多いです。
ハデなアクションものや、超常現象ものなどです。
見ていて面白いですが、現実離れしすぎていて、
見ていていろいろと考えさせられる、ということはありません。
展開が早く
「こんなことって、アリ!!!」
という展開ばかりなので、
良くも悪くも視聴者の期待や想像を裏切ることで、
興味喚起しているのです。
むしろアメリカの人々は、
今の世の中のつらい現実を一時忘れさせてくれるからハマる、
といった感じでしょうか。
「早く次を見たい~!!」とはなりますが、
それだけです。
ハリウッド映画の方が、
カネのかからない企画で創っている気がしますが、
その分こんな展開でいいんだろ、的な
ミエミエな企画でツメが甘いものが多いです。
時代を反映しているのだと思います。
この傾向は
アメリカの景気が上向いても変わるとは思えません。
ハリウッドの迷走は新たな展開というか、
大きなビジネスモデルの柱が見つかるまで、
地盤沈下する気がしています。
映画はチケット販売による興行売り上げがありますが、
テレビドラマは局の制作費の枠内なので、
近年は金をかける傾向にあっても、
おのずと上限があるからです。
視聴率がとれるうちはカネをかけますが、
獲れなくなったら、スグ制作費の大幅削減から、
打ち切りになります。
これからのハリウッド映画には、
むしろ日本のアニメや、エンターテイメント系の資本が
入りやすいのではないか?と思います。
たとえばアクアが進出するとか!!
お読みいただいてありがとうございました。
つづく・・・。